国土交通省は改正出入国管理法(入管法)に基づく新在留資格・特定技能外国人の対象に「とび」など7職種を追加する。2020年内に受け入れを開始。新たな職種を盛り込んだ建設分野の運用方針改正案を28日に閣議決定する予定だ。追加により新在留資格は計18職種となる。新在留資格制度を導入している14分野で職種追加は初めて。
追加するのは▽とび▽建築大工▽建築板金▽配管▽保温保冷▽ウレタン断熱▽海洋土木工-の7職種。ウレタン断熱と海洋土木工以外の5職種は技能実習制度での受け入れ実績がある。
職種追加により、建設分野で技能実習制度と外国人建設就労者の受け入れの対象となっている25職種38作業のうち、15職種24作業が新在留資格の受け入れ対象になる見込み。人数ベースでは、技能実習制度対象職種の従事者の約92%が新在留資格でカバーできるようになる。
国交省は同日、今回の職種追加や新在留資格制度の活用に向けた要件や手続きなどを専門工事業団体や建設業団体などに事務連絡する予定だ。